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化粧品物流サービスとは
まずは化粧品物流の概要と、おもな取り扱い品目をご紹介します。
化粧品製造業許可を取得した倉庫が拠点
化粧品物流サービスとは、化粧品製造業許可を取得済みの倉庫での物流センター業務・配送サービスのことです。
化粧品製造業許可は薬機法 （正式法令名：医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 ）で定められ、2つの許可区分 があります。
- 一般（原料の混合や容器への充てんなど、製造工程の全部または一部）
- 包装・表示・保管（製品の包装・表示・保管に該当する業務に限定）
化粧品物流において必要とされるのは、包装・表示・保管の許可区分です。
法的な許可の取得によって、化粧品の保管場所としての基準を満たす化粧品専用倉庫での入出荷・在庫管理・検品などの作業が可能になります。
また輸入化粧品を国内で販売する場合に必要な表示ラベルの貼り付けや、国内化粧品でもセット販売専用の包装への変更などが可能なことも、化粧品物流サービスならではの特徴です。
おもな取り扱い品目
化粧品物流で取り扱われる商品には、以下のようなものが挙げられます。
- 一般的な化粧品や香水など、魅力を高めるための商品
- 石鹸類や歯磨きなど、身体を清潔にするための商品
- スキンケア化粧品やヘアケア剤など、肌や毛髪を健やかに保つための商品
商品カテゴリによっては、カラー・香り・肌タイプ・髪質のタイプなどのバリエーションがあり、取り扱い商品が多品種であることも化粧品物流の特徴です。
化粧品物流サービスはBtoBとBtoCの両方に対応
化粧品物流サービスは、卸などのBtoBと、一般消費者向けEC・通販などのBtoCのどちらにも対応しています。
たとえば、全国の美容室やエステサロンなどを対象とした業務用化粧品の卸や、小売店や百貨店向けの卸など、BtoBの事業拡大には物流品質の向上が不可欠です。また実店舗とオンラインショップでの販売を同時展開しているBtoC事業者様の場合も、化粧品物流サービスの利用によって在庫管理の一元化を図れます。
化粧品物流のアウトソーシングによって解決可能な課題
化粧品物流のアウトソーシングでどのような課題の解決につながるのか、具体例を挙げながら解説します。
誤出荷の発生をなくしたい
物流品質向上のためには、誤出荷の発生をゼロにすることが重要です。
誤出荷が減らないという課題を抱えている場合の理由としては、おもに以下のような事情が考えられます。
- 梱包や配送作業に携わる人手が足りていない
- 多品種小ロットの加工や出荷に対応するためのスタッフの育成が間に合わない
慢性的な人手不足が理由で、チェックの目が行き届かず誤出荷が発生してしまう場合の解決策として、信頼できる専門業者への物流業務委託もひとつの方法です。
繁忙期ほど業務が複雑になり大変
化粧品の流通における繁忙期のクリスマス時期や春の新作発売時期に、出荷量の増加につれて問題となるのが在庫の保管スペース不足です。スムーズな入出荷の妨げになり、物流品質を低下させてしまいます。
また繁忙期には、出荷量の増加と業務の複雑化が同時に発生しがちです。商品のセット組みや、クリスマスギフトパッケージのような包装のほか、期間限定でサンプルを同梱する場合も多く、対応する人材の追加・教育のためにかかってくるコストの負担は改善されなければなりません。
化粧品物流のアウトソーシングは、繁忙期が来るたびに悩まされる問題を効果的に解決します。商品企画やプロモーションなどに取り組む余力が生まれれば、売上アップにもつながっていくでしょう。
海外から輸入した化粧品の取り扱い
海外からの輸入化粧品は、容器や外箱に記載する製品情報を日本の薬機法で定められているとおりの表示にすることが必要です。化粧品製造業許可を取得している拠点をもつ物流専門業者は、パッケージの入れ替えや、法定ラベルの貼り付けなどの作業も可能なため、アウトソーシングすることで自社が抱える負担の軽減に役立ちます。
化粧品物流サービスで対応可能な機能
物流課題の解決に役立つ化粧品物流サービスのおもな機能について詳しく解説します。
アウトソーシング先の選定を検討の際はチェックしてみてください。
化粧品製造業許可を取得している物流拠点でできること
化粧品物流の拠点で行われている流通加工のうち、化粧品製造業許可の取得によって可能となっている機能には、以下のような作業が該当します。
- 入荷時の検品（外観）
- 輸入化粧品のパッケージ変更（箱の入れ替えなど）
- シュリンク包装
- ロット番号の印字
- 法定表示ラベルの貼り付け
- 添付文書（説明書）の封入
- 出荷判定
- 複数商品のセット組み
入荷後の在庫管理から出荷後の返品処理まで
化粧品の在庫管理は生産ロット単位で、入荷時期が古い商品から先に出荷する先入れ先出し対応が基本です。
生産ロット・入庫日・製造日などを基準にした出荷順、保管期間をできるだけ短くすることで商品の劣化やロスを減らせます。
また不良品などのトラブルが報告された際に、ロット単位で管理していることで回収対象とする生産ロットをしぼりこめるうえに、購入者の特定もスムーズです。
お客様（エンドユーザー様）から返品されてきた商品の受付や、返品処理 としての検品・仕分けなども物流センターで行います。
同梱物の封入
化粧品物流サービスでは、化粧品通販の商品発送時に必要なサンプルやチラシなどの同梱物封入・管理が可能です。リピーターの獲得や新商品の告知、購入商品と組み合わせて使用できる商品の販売促進などのために、通販事業者様からのご要望に対応しています。
梱包資材手配や専用の包装
段ボール・緩衝材・梱包用テープなどの資材の手配についても対応可能です。商品のセット組みやパッケージ変更などに必要な資材の手配についてもご相談に応じています。
また化粧品物流サービスに不可欠な機能として、ギフトラッピング対応が充実していることもアウトソーシング先の選定には大切なポイントです。
千趣会がご提案する化粧品物流サービスをご紹介
千趣会では、豊富な通販の実績を活かして化粧品通販事業者様をサポートするサービスをご提供しております。
ここでは、千趣会の物流代行サービスとコールセンターサービスについてご紹介いたしますので、
専門性の高いサービスをお探しの場合のご検討材料としてお役立てください。
物流代行サービス
千趣会の物流代行サービスは、グループ会社である千趣ロジスコ株式会社の物流拠点でサービスをご提供しております。
化粧品の取り扱い拠点は、化粧品製造業許可（許可区分：包装・表示・保管）を取得している鹿沼商品センター （栃木県鹿沼市）です。
鹿沼商品センターは、都内まで高速道路で約1時間 のアクセス良好な拠点で、東京近郊よりも人件費や保管費用などのコストを抑えたサービスを実現しています。
また化粧品通販には不可欠なギフト梱包 においての実績も豊富。化粧品ギフトの2021年実績は294,000件で、安心してお任せいただけます。
コールセンターサービス
千趣会がご提供するコールセンターサービスは、ベルメゾンなどの自社ブランド通販事業で積み上げたノウハウが活かされた応対品質の高さが特徴です。
電話・メール・チャットなどのマルチチャネル対応で、EC通販の受注やカスタマーサポートなどの業務を行い、お客様満足度のアップに貢献しています。
お客様の個人情報の漏えいリスクを回避するための対策も万全です。
コンプライアンス・プログラムとして定めた「個人情報保護マネジメントシステム」を組織全体に徹底し、セキュリティ強化を図っています。
化粧品物流の課題解決にはアウトソーシングがポイント！
化粧品を取り扱う通販事業者様が抱える物流の課題には、BtoB・BtoCを問わずEC対応・コストの増加・人員不足・保管スペース不足などが挙げられます。
このような課題を解決するのが、物流のアウトソーシングです。
信頼のおける物流専門業者に業務委託することによって、お客様への商品訴求に注力できるようになり、売上アップを図れます。
通販業界での実績が豊富な千趣会がご提供する物流代行サービスやコールセンターサービスでは、化粧品通販事業者様の方針に合うサポートが可能です。
化粧品物流サービスについてのご相談や資料のご要望などがございましたら、千趣会の法人向けサービス公式サイトのお問合せフォームやお電話にていつでもお問合せくださいませ。
