この記事では「ホワイトペーパー」の意味や語源について解説、種類についても紹介致します。
無料ダウンロード可能な弊社資料の紹介もございます。広告担当者様、物流担当者様におすすめの内容となっておりますので、ぜひご覧ください。
- 目次
「ホワイトペーパー」の意味と由来
本来の意味と由来
そもそもホワイトペーパーとは、政府の各省庁が作成する、行政活動の現状や対策・展望を知らせるための報告書（白書）のことを指します。
これは、イギリスで議会や枢密院の出す報告書がブルーブック（青書）と呼ばれていたのに対し、内閣が議会に提出する報告書に白い表紙が使われていたことが由来です。日本初の白書は昭和22年（1947年）に片山内閣が出した「経済白書」で、現在でも様々な白書が内閣府、政府から出されています。
現在のホワイトペーパーの意味
近年では企業から発信されるコンテンツが「ホワイトペーパー」と呼ばれるようになり、マーケティング用語としても定着しました。その内容は市場分析や調査報告から、業界別のノウハウ、成功事例情報など、実に多岐にわたります。
自社ソリューションの紹介に特化した営業資料やサービス資料とは異なり、顧客側の課題に寄り添った情報提供を行うことができるため、リードの獲得や育成（ナーチャリング）のツールとして作成している企業が多いようです。
顧客目線で考えると、以前は営業とアポイントを取って商談をしたり、展示会に参加したりと、情報を得るにも手間がかかっていました。しかし、ホワイトペーパーであれば、フォームへの情報入力のみで入手することができます。会社に出向いたり、オンラインで場を設けたりといった必要も基本的にはありません。
課題解決に繋がるノウハウや情報にリーチしやすく、手に入れやすいこと。これらがホワイトペーパーの魅力だと言えるでしょう。
ホワイトペーパーの種類
ホワイトペーパーは提供される情報や形態によって分類をすることができます。ここでは代表的な種類を紹介致します。
①課題解決・ノウハウ資料
課題を取り上げ、分析や解決策の提示を行うホワイトペーパーです。公開されているホワイトペーパーの多くがこの形式を取っています。公開ページを工夫し、課題別にホワイトペーパーを公開している企業もあります。
②調査レポート・アンケート
自社商材に関連する業界の最新トレンドや調査レポートを紹介するホワイトペーパーです。外部団体が発信しているデータをまとめて紹介するレポートもあれば、インターネットアンケートなどによる自社調査の結果を紹介する場合もあります。
③事例紹介
自社商材の導入事例や成功事例を紹介したホワイトペーパーです。すでに自社商材を導入されている企業に取材を行い、実際の成果や活用方法を紹介します。導入を検討している方に対し、自社製品やサービスの強みを効果的に訴えることができます。
④テンプレート・ワークシート型
依頼書のテンプレートやサービス導入前に用いるセルフチェックシートなど、ダウンロードした顧客が書き込んだり、カスタマイズして使用したりすることを想定した資料です。
⑤入門ガイド、用語集
サービスの導入を検討している方に興味を持ってもらい、知識を深めてもらうことを目的に、自社製品、自社サービスに関する入門ガイドや、業界の用語をまとめた資料です。
これらはあくまでも一例にすぎません。その他にも、自社で開催したイベントのレポートであったり、セミナー・ウェビナーの内容とリンクしたホワイトペーパーを作成、掲載している企業もあります。
ホワイトペーパーのダウンロード
上記の通りホワイトペーパーは種類も様々な上に数多くの企業が公開していますので、自社にとって価値のある、有効度の高いホワイトペーパーを探し出すことが困難にもなっています。
そういった際に役に立つのが、資料ポータルサイトです。
資料ポータルサイトでは、テーマや業界、課題ごとに一覧化されて掲載されているため、必要な情報が探しやすくなっています。また掲載されている資料の多くが、会員登録のみで無料で閲覧・ダウンロード可能であるのも特徴です。
ここでは主な資料ポータルサイトをいくつかご紹介いたします。
・メディアレーダー
株式会社アイズが運営する、広告媒体資料、マーケティング資料に特化したポータルサイトです。約7,000件の資料登録があります。「インターネット広告」「制作・クリエイティブ」「SNS広告」などカテゴリー別一覧のほか、ターゲット、目的、料金形態からも資料を探すことができます。
・ECのミカタ
EC・通販運営にかかわる情報収集や外注先選定を支援するEC業界メディアポータルサイトで、MIKATA株式会社が運営しています。無料の会員登録を行うことで、EC・通販・ネットショップ運営に関する資料ダウンロードが可能になります。そのほか、ＥＣ通販業界の専任コンシェルジュへ相談を行うこともできます。
・ホワイトペーパーダウンロードセンター
https://wp.techtarget.itmedia.co.jp/
アイティメディア株式会社が運営する会員制Webメディア「TechTargetジャパン」内のWebサイトです。国内IT企業1,000社以上の製品情報がカテゴリー別、対象業種別、対象企業規模別に分類して掲載されています。IT製品資料・技術資料に特化しており、医療や教育に関する資料も掲載があります。
・TechFactory
https://wp.techfactory.itmedia.co.jp/
こちらも運営会社はアイティメディア株式会社です。ホワイトペーパーダウンロードセンターがIT分野に特化していたのに対し、こちらは製造業に従事するエンジニアや製品・サービス導入担当者の向けの会員制情報サイトになっています。約2,800件の製品資料・技術資料が掲載されており、比較・検討に役立ちます。
・日本の人事部
株式会社HRビジョンが運営する日本最大のHR（Human Resources、人材）ネットワークサイトです。人事の課題解決に役立つ資料がダウンロードできるほか、セミナーの検索やニュースの閲覧も可能です。「人事労務・管理」「育成／研修」といった分野の他、「サービス・製品資料」や「レポート・調査データ」、「お役立ちツール」という種類別に資料検索をすることも可能です。
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まとめ｜ホワイトペーパーを活用して自社の課題を解決しよう
今回はホワイトペーパーの意味や由来、種類について説明致しました。また、資料ポータルサイト、お役立ち資料についても紹介しました。自社課題にあった資料を見つけ、ホワイトペーパーをダウンロードしてみてください。今回の記事がお悩みを解決する一助となれば幸いです。
