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物流サービスとは?種類や特徴、メリット、提供会社の選び方を紹介

2023.07.27

物流サービスの種類と利用するメリットの解説図
物流サービスとは、物流業務を受託運営し、最適化するサービスのことです。
どんな事業にも当てはまることですが、ECサイトを継続して運営するためには、いかに競合他社との差別化を図るかが重要となります。物流サービスは、その差別化を実現する手段のひとつとして、積極的に利用を検討したいサービスと言えるでしょう。

この記事では、物流サービスの種類や利用するメリット、提供している会社を選ぶときのポイントを解説しています。
千趣会では、受注から発送・梱包までの物流業務のトータル代行サービス(フルフィルメントサービス)を提供しています。
ベルメゾン」などの自社通販ブランドで培ったノウハウをもとに、貴社に最適なご提案をいたします。

物流に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

目次
  1. 1. 物流サービスとは?
  2. 2. 物流サービスの種類
  3. 3. 物流サービスを使うメリット
  4. 4. 物流サービスの提供会社を選ぶときに確認したいこと
  5. 5. 物流サービスの利用を検討中なら千趣会にご相談ください

1. 物流サービスとは?

在庫の確認をする女性

物流サービスとは、商品を製造・販売する会社から、購入者や販売店に商品を届けるまでに行われる物流を受託運営し、さまざまなサポートを通して最適化するサービスのことです。

物流サービスには、受注業務サービス、倉庫業務サービス、フルフィルメントサービスなどの種類があります。

近年、物流サービスは、オンラインショッピングやECサイトの台頭に伴い、さらに普及しています。物流サービスを利用することで物流のクオリティが上がり、顧客満足度を高めることができるためです。

2. 物流サービスの種類

在庫の確認をする男性

物流サービスには、次のようなものがあります。

  1. 受注業務サービス
  2. 流通加工業務サービス
  3. 倉庫業務サービス
  4. 商品管理サービス
  5. 輸送・配送サービス
  6. フルフィルメントサービス

2-1. 受注業務サービス

受注業務サービスとは、顧客から受けた商品の注文を受け付け、管理するサービスです。具体的には、注文された商品の情報をデータベースに入力する、出荷するためのスケジュールを管理する、倉庫の作業員や配送業者がスムーズに作業できるように必要な情報を伝達する、などが行われます。

受注業務は従来は自社の社員(営業マンなど)が営業活動の一環として実施するケースが主流でしたが、人件費などのコストが嵩むことが課題でした。そのため最近では外注する傾向が強まっています。

2-2. 流通加工業務サービス

流通加工業務サービスとは、顧客に商品を届ける途中で行われる加工や包装のサービスのことです。流通加工業務サービスには、生産加工サービス、販促加工サービスの2種類があります。

生産加工サービスは、商品を組み立てるといった商品加工を物流センターで実施するサービスです。食品を切り分けて個別包装するケースなどもあります。ほかにも、壁紙などを注文に応じて切り売りするような加工も含まれます。

販促加工サービスは、商品をより販売しやすくするための加工サービスです。例えば商品に小分けした試供品を貼付するサンプル加工、POPシールなどを商品に後貼りするサービスなどがあげられます。

2-3. 倉庫業務サービス

倉庫業務サービスとは、倉庫内で発生する作業全般を行うサービスです。倉庫内作業には、例えば商品を倉庫に入庫する作業や検品する作業、倉庫内から商品を集品するためのピッキング作業、商品を販売店や購入者別に振り分けるための仕分け作業があります。

なお、現在でも多くの倉庫では、これらの作業を紙を用いたマニュアル業務で実施しているケースが多々ありますが、生産性と品質の低さが課題となっています。専門に受託している物流サービス会社では、情報機器を活用して高度・高品質なサービスを確立していることから、これら専門の会社への外注が増加しています。

2-4. 商品管理サービス

商品管理サービスとは、商品を適切に取り扱い、高いクオリティを維持したまま顧客に届けるために行われる商品の現物とデータの管理サービスです。

具体的には、倉庫への入庫作業や保管作業時に商品の現物をもとにデータを記録し、必要なら商品コードなどを附番し、その管理が行われます。また、商品を販売店や購入者に届けるための出庫作業時も同様です。さらに、商品の現在在庫や、今後の入庫・出庫を予測するといった在庫管理サービスも、商品管理サービスの一環として提供されます。

2-5. 輸送・配送サービス

輸送・配送サービスとは、商品を必要なところに届けるためのサービスです。製造された商品を管理している倉庫に受け入れるとき、顧客からの注文を受けて倉庫から顧客のもとに送るときに行われます。輸送・配送サービスは、国内物流サービスと国外物流サービスの2種類があります。

国内物流サービスは、日本国内で商品を顧客に届けるためのサービスです。各商品に適した高品質な配送手段の提供のほか、どんな配送手段を用意するべきかや、どんなルートを通ればよいのかなど、自前で配送をするときに役立つアドバイスをするサービスもあります。

国外物流サービスは、日本から海外に商品を届けるためのサービスであり、航空輸送や海上輸送などがあります。越境EC(国際的な電子商取引)の実現には欠かせないサービスです。

2-6. フルフィルメントサービス

フルフィルメントサービスとは、商品の受け入れ、倉庫での管理、注文が入ったときのピッキング、配送するための梱包や手続きなど、物流にかかわるすべての業務を行うサービスのことを指します。これまで紹介してきたサービスをまとめて提供するものとも言えるでしょう。さらに物流業務以外にも、カスタマーサポートや決済管理の代行なども提供します。

フルフィルメントサービスは、人手不足によって課題の多いEC物流を、一括で依頼して一気に効率化が図れるサービスとして注目されています。

2-7. その他

上記で紹介したサービス以外で、特に通販分野で重要なサービスとして、「ささげ」と呼ばれるサービスがあります。

「ささげ」とは、商品の現物を販売できる情報に加工するために必要な、「撮影」「採寸」「原稿作成」という3つの作業の頭文字をつなげたものです。

例えば海外から輸入した衣料品などを販売する場合を考えてみるとわかるとおり、商品を通販サイトに掲載する前にまず、「ささげ」の作業が必要になります。

この作業は従来は自社で実施するケースが多かったのですが、物流サービスの一環として、外注先の物流センターで実施するケースが増えています。このように、物流サービスの領域はますます広がりを見せています。

3. 物流サービスを使うメリット

倉庫とトラック

物流サービスを利用するメリットは、主に次の4つです。

3-1. 物流コストを削減できる

物流サービスを利用することで、物流にかかるコストの削減が期待できます。例えば、受注業務サービスを利用すると、受注業務に関わる作業員の人件費を節約することができます。倉庫業務サービスを利用すると、倉庫を持たずに済むため、倉庫管理コストの削減にもつながります。

3-2. 物流作業が効率的になる

物流サービスを利用すれば、自社の作業員が慣れていない作業を専門会社の作業員に依頼したり、マンパワーでまかなっていた部分を自動化・システム化したりできます。作業が滞っていた部分をピンポイントで改善できるため、物流の効率化につながります。

3-3. 顧客満足度や売り上げが向上する

物流サービスは、顧客満足度や売り上げの向上にも貢献します。例えば、商品管理サービスを利用すると、常に高品質な商品を顧客に届けることができ、顧客に安心感を与えられます。また、どの商品がどのくらい、いつ売れるのかがわかるようになるため、チャンスロスを防げるようにもなります。

3-4. ビジネスチャンスが拡大する

物流サービスを利用すると、ビジネスチャンスの拡大も見込めます。業務を専門の会社に代行してもらうことで、そこに投じていた人員を新たなマーケティング戦略の検討や実行などに回せるようになるからです。

これ以外にも、例えば輸送・配送サービスを利用すると、自前の配送では届けられなかった顧客に届けられるようになることもあります。それによって、いままでとは違った商品の提供やサービスの展開につながることもあります。

4. 物流サービスの提供会社を選ぶときに確認したいこと

チェックリスト

物流サービスを提供している会社を選ぶ際には、「自社が望む物流サービスをその会社が提供しているか」や「価格はいくらか」をチェックするのはもちろんですが、次のことも確認する必要があります。

4-1. 必要な許認可を取得しているか

物流サービスを提供する会社を選ぶときには、その会社が必要な許認可を取得しているかを確認することが重要です。例えば倉庫業務サービスを提供するには倉庫業の許認可を、配送するには運送事業の許認可を得る必要があります。許認可を取得していない提供会社に依頼してしまうと大きなトラブルに巻き込まれるリスクがあるため、会社に直接問い合わせるかWebサイトを見て確認してみてください。

また、これとあわせて保険(受託者賠償責任保険や運送業者貨物賠償責任保険など)に加入しているかも確認するとよいでしょう。

4-2. 業界での評判や信頼度はどうか

業界での評判や信頼度が低いと、自社のビジネスに悪影響を与える可能性があります。サービスを提供している会社の業界での評判や信頼度も、あわせて確認することをおすすめします。

確認方法としては、その会社をすでに利用している(利用していた)人から直接話を聞く、SNSや業界関連のコミュニティでの評価や口コミを見てみる、などがあげられるでしょう。

もちろん、自ら会社に問い合わせをして担当者とコミュニケーションを取り、対応の仕方をチェックするのも大切です。

4-3. カスタマーサポートは充実しているか

物流サービスを利用するうえで、自社を相手とした提供会社のカスタマーサポートが充実していることは非常に重要です。例えば、顧客から「届いた商品が破損していた」とクレームがあったり、「商品がなかなか来ない」という問い合わせがあったりした場合、速やかに状況を確認しなければいけません。そうしたときに、カスタマーサポートが充実しているとスムーズに解決でき、トラブルを大きくならないようにもできます。

また、フルフィルメントサービスを利用すると、自社の顧客を相手としたカスタマーサポートも委託できますが、その際にカスタマーサポートが充実していると、顧客の満足度が向上しやすくなります。

カスタマーサポートの充実度合いを確認するためには、物流サービスを提供している会社のカスタマーサポートのアクセスしやすさや、対応のスピード、丁寧さなどを見るとよいでしょう。

4-4. 得意分野が自社の領域と一致しているか

物流サービスを提供している会社にも得意・不得意があり、対応能力に差があるのが実情です。

特に、商材によって特別な対応が必要な場合には注意が必要です。例えば食品の場合、消費期限管理のための「ロット管理」が必要ですが、すべての物流サービス会社がロット管理のシステムを保有しているわけではありません。また、衣料品では、商品をハンガー吊りのまま保管したり仕分けしたりする場合があるなど、非常に特殊な取扱いが必要となります。当然、これらに対応する倉庫施設を持っている会社は少数です。

ほかにも、業界特有の商慣習、業界用語など、「業界の特有の事情」には事欠きません。これらへの理解がない会社に委託すると、さまざまなトラブルにつながります。

従って、委託先の得意分野が自社が委託したい領域と合致しているかどうか、は非常に重要なポイントです。

4-5. 取扱規模の大きさはどのくらいか

物流サービスは、規模が大きくなるほど効率化する傾向があります。言い換えれば、「物流はスケールメリットが働きやすい」と言うことです。もちろん、大きければ大きいほど良い、ということではありませんが、安定的に物流サービスを運営するには、ある程度の規模感が求められるのは事実です。

大手の物流サービス会社は、運送会社と大口の契約を結び、ボリュームディスカウントによって割安な運賃を獲得しているケースも少なくありません。このようにコスト面でも、一定規模の取扱規模を有する会社のほうが有利な傾向があります。

もちろん「安かろう・悪かろう」では意味がありませんので、物流の規模感と、「作業の丁寧さ」といった品質面のバランスの取れた会社を選ぶ必要があります。

5. 物流サービスの利用を検討中なら千趣会にご相談ください

ビジネスマン 男女5人

オンラインショッピングやECサイトの市場規模が拡大している昨今、商品を顧客に届ける役割を担う物流業務は、ますます重要なものとなってきています。他社との競争に負けないためにも、積極的に物流サービスの利用を検討してみることをおすすめします。

物流サービスのなかでもおすすめなのが、物流業務を含む、ECサイト運営のバックエンド業務を一括で提供するフルフィルメントサービスです。ミスが多発していたり人手が足りずに回っていない状況であったりする場合や、そこまで深刻でなくともずっと余裕がない状態が続いている場合は、根本的な改善が必要なケースも少なくありません。

その場合、個別の物流サービスを利用してひとつずつ解決していくよりも、物流業務をまるまる委託できるフルフィルメントサービスを利用したほうが、結果的にコストをおさえられることもしばしばあります。

株式会社千趣会では、通販事業を長年取り組んできた実績と経験をもとに、物流現場における個別具体的な課題を聞いたうえで、各事業者に最適なフルフィルメントサービスを提供しています。まずはお気軽にご相談くださいませ。

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