
創業から60年。千趣会は常に時代や女性のライフスタイルの変化とともに歩んできました。















当時は卒業→家事手伝い→結婚・専業主婦が一般的でしたが、少しずつ卒業後から結婚までの間に企業で働く女性が増え、OL(オフィス・レディ)と呼ばれるようになりました。



サブリナパンツ、
ヘップバーンカット流行


千趣会の前身、全国の銘菓をお届けする「味楽会」が発足。その後、定期的にこけしをお届けする頒布会がスタートし、職場の女性に大人気となります。月に一度、働く女性に潤いと笑顔をお届けしました。












高度経済成長がはじまり、企業の成長とともにOLたちも急増していきます。生活が豊かになり、各家庭にも家事を便利にする電化製品が普及し始めました。




おいしそうな写真付きの料理カードレシピと食をテーマにした世界の文化を紹介する情報誌がセットになった『クック』。ピーク時の発行部数が国内で1,2を争うほどの雑誌となりました。

女性の“生活を豊かに美しくするお手伝い”をコンセプトにカード付きの手芸雑誌を創刊。学校の家庭科の副教材としても採用され、1970年に28万部を達成して、手芸雑誌としては異例の発行部数となりました。




世界20数か国を旅するように、その国の音楽を楽しめるレコードと風景写真のフォトブックをセットにしてお届けしました。当時はまだ贅沢だった海外旅行を夢見る女性たちの心を虜にしました。










「an・an」「non-no」など相次ぐ女性情報誌の創刊が象徴するように、女性たちがより「自分らしさ」を求めはじめた時代でした。











〝実物を確認できない通販で服なんて売れる訳がない〟といわれた時代に、あえてファッションを中心とした通販カタログ「ベルメゾン」を創刊。当時主流だった外国人モデルを多用し、OLたちに最新のモードを発信しました。

「女の子のタンスを〝かわいい〟でいっぱいにしたい!」そんなプランナーの熱い想いから、手ごろな価格でいろいろなテイストを楽しめるショーツ「エレナ」が発売されました。

「毎日使うタオルなんて無地で充分」そんな常識を覆した「ソフクイーン」。今までにない絵画のようなデザインと贅沢な肌触りにこだわったクオリティで、日用品だった毎日のタオルを趣味用品に変えました。










女性総合職が一般化し、キャリア・ウーマンという言葉も生まれました。またバブル経済による未曾有の繁栄の中、女性のライフスタイルや価値観はより多様化していきました。





おしゃれなOLライフを応援した「ベルメゾン」に対して、豊かなホームライフを提案したカタログ「ファミリー・ベルメゾン」を創刊。レディース衣料から、メンズ衣料、子ども服、キッチンツールやインテリア雑貨まで、生活全般を楽しむ幅広い商品を掲載しました。

通販業界で初となる育児カタログを創刊しました。細かな要望に合わせ、今のママ目線で見直した新しい商品やサービスを提案しました。


2人分のレシピで、初心者にも作りやすく、誌面も「結婚を夢見る」気分を盛り上げる表現にこだわり、お嫁入り道具として、また若い主婦からも絶大な人気を得ました。



女性社員たちが会社で通勤靴から楽で動きやすい靴に履きかえていることに着目して、“働く女性の足を守る“オフィス用シューズブランドとして発売を開始しました。












Windows95が発売され、パソコンやインターネットが一般家庭にも浸透していきました。その時代の変化の中で、千趣会もネット通販に着手しました。











毎日をちょこっと楽しくしてくれるデスク周りの雑貨たちを、かわいい小箱に詰めて毎月お届け。「ほっ」とするやさしいキャラクターも人気で頒布会のロングセラー商品となり、今年発売20周年を迎えます。



ベルメゾンネットの先駆けとなるライフスタイル別編集のスペシャルカタログを次々創刊する一方で、新たな顧客層拡大を狙って総合カタログ「ベルメゾン家族」を創刊。石田純一さん、室井滋さんによるTVCMも話題を呼びました。











インターネットやモバイル端末の普及が進み、ベルメゾンもネット・店舗・カタログによるマルチ・チャネル化を目指します。その一方でブライダルやギフトなどの新規事業にも着手。











〝花のある暮らし〟をテーマに、母の日やクリスマスなどの定番ギフトから、季節を楽しむ新たなギフト提案など。フラワーギフトのネット販売をスタートしました。



女性社員自らが意識改革・向上を図っていく、女性コミッティ『Hana*maison』を社内に立ち上げ、仕事と家庭の両立を可能にする環境整備や、キャリアライフの意識改革などを推進しています。










結婚・出産後も仕事を続ける女性が増加。
仕事もプライベートも大切にするワークライフバランスが注目される中、新たな事業へのチャレンジも始めました。




乳がんの早期発見・治療の大切さを啓発する『ピンクリボン運動』の趣旨に賛同し、2007年より応援しています。2010年からはベルメゾンで販売する全てのブラジャーをピンクリボン協賛商品としました。


今までの自社の歴史を振り返り、原点に立ち返ってこれからやるべきことを社員一人ひとりが真摯に見つめ続けるため、新たな企業ビジョン〝ウーマン スマイル カンパニー〟を制定しました。



企業ビジョン「ウーマン スマイル カンパニー 」の考えを、社会貢献活動においても反映させるため、女性支援・環境活動・東北復興支援の活動をお客様とともに行っています。

‘待機児童’問題への取り組みとして、保育所運営事業に着手し「株式会社千趣会チャイルドケア」を設立。

働く女性が〝もっと気軽に健康的な食事が出来るように〟との考えから、ブリトーを日本女性向けにアレンジしたフードショップ1号店を東京丸の内にオープンしました。