SPA型商品開発で高品質・
高付加価値な商品を提供し、
高い収益性の確保へ
通販事業「ベルメゾン」では、2015年9月、新ブランド「ベルメゾンデイズ」を発表しました。企画から製造小売りまで一貫して行うSPA型の商品開発で、素材からこだわった高品質・高付加価値な商品をラインアップ。また、ファッションからインテリアまで幅広い商品ジャンルをカバーしているところも、今までにないこのブランドの特長です。
今後は、これをベルメゾンの基幹ブランドとして知名度を上げ、ネット通販が主流の時代にお客さまに「選ばれるブランド」として育成し、2018年度には売上400億円、ベルメゾン事業全体の20%以上を占めることをめざして展開していきます。
60周年を迎えた千趣会。
2018年までの中長期経営計画では、「付加価値型のオリジナル開発商品」を戦略の1つとして掲げている。
千趣会が強みとしている「ものづくり」とは、いったいどんなものなのか?
2015年10月デビューした基幹ブランド『ベルメゾンデイズ』の「ものづくり」に焦点をあてベルメゾンデイズ(千趣会)が大事にしていること、そこから生まれるお客様の気持ちに寄り添った「ものづくり」を追っていきます。
これまでオリジナル商品は「ブランドのくくりがないため、ネットで検索されにくい」という課題がありました。そこで、新たに基幹ブランドとなる「ベルメゾンデイズ」を立ち上げ、「ベルメゾンでしか買えない高付加価値オリジナルブランド」として、これまでノンブランドで販売していた商品を集約。企画から製造小売りまでを一貫して行うSPA型開発の商品を中心に展開します。ベルメゾンにある多彩なブランドの中核ブランドとなるべく、認知度を向上させ、購買につなげていきます。
「ベルメゾンデイズ」は、家具やキッチンツールなどのインテリア用品からなる「HOME」と、デイリーファッションを中心とした「WEAR」の2軸で展開。30~50代の幅広い年代の女性に向けた普段づかいのアイテムを揃えています。これら商品は、「30~50代女性が本当に求めているもの」を調査することから始め、得られたリアルな声を、当社ならではの丁寧なモノづくりで細部にまでこだわり具現化したものです。
「ベルメゾンデイズ」のコンセプト
これまでは企画・製造を委託先に任せている部分が大きく、コントロールできる範囲に限りがありました。そこで素材調達から商品企画、製造、流通、販売、在庫管理までを自社で一元的にコントロールすることで、ロスの極小化や高品質な商品の提供、利益率の確保を実現するSPA型商品開発にシフト。
差別的優位性をもった千趣会らしい商品価値や、安心・安全・満足の品質、市場競争力のあるコストでの調達を実現します。
また、品質管理においては、プロダクトコントロール部門を設け、商品の品質をチェックするとともに、生産委託先の人権・労働にも配慮したモノづくりを実践します。
日本のモノづくりを活かすことで、「眠るときくらい、あらゆるストレスから開放されたい」という女性の声をカタチにしました。通常、紳士物のシャツに使われているほとんど撚りをかけていない無撚糸ならではのふんわりとした触感の綾織り生地を、織物の産地・播州で丁寧に織り、贅沢にもパジャマ用として肌の抗酸化、湿潤、保湿の効果に優れた椿油加工をプラス。発売直後からこのこだわりがお客さまからのご支持をいただき、商品レビューの総合評価は5点満点中4.3点を獲得しています。(2016年3月現在)
兵庫県西脇市の播州織工場